あぁ、明日からまた仕事が始まる。
週明けの仕事を考えて憂鬱になることって、社会人ならば誰でもあるのではないでしょうか。
できれば遊んで暮らしたいけれども、生きていくためにはそういうわけにはいきませんよね。
そこで今回は、働きたくない、仕事辞めたいと思っている方にぜひ試してもらいたい5つの行動をご紹介します。
この記事を読めば、働きたくない、仕事辞めたいという気持ちが少し和らぎ、
明日もぼちぼち頑張ろうかな
という気力が沸いてくることでしょう。
ぜひ最後までご覧ください。
ビジネス上の問題解決を考えるメディア「Biz Hits」を運営している株式会社ビズヒッツは、2019年10月に現在働いている男女1,000人を対象にアンケート調査を行いました。
その結果によると、なんと全体の84%が仕事をしている中で「働きたくない」と思う瞬間があるとのこと。
多くの社会人が同じような感情を抱いていると思うと、少し安心しますよね。
働きたくないと思う理由はさまざまですが、今回はその中から5つの理由をピックアップしてみました。
参照:仕事をしている人の84%は働きたくないと思う瞬間がある?1000人を対象にアンケート調査|Biz Hitsのプレス
理由1:人間関係に悩んでいる
厚生労働省が発表した「平成30年若年者雇用実態調査」によると、初めて勤務した会社をやめた主な理由で【人間関係】と答えた人の割合が26.9%。
全体の約1/4以上を占める割合となっています。
この結果からもわかるように、多くの人が職場での人間関係に悩んだり、ストレスを抱えたりしていることがわかります。
たかが人間関係で悩むなんて…仕事と割り切るのが社会人として正しいのよね
というような考えの方もいるかもしれません。
しかし人間関係がギクシャクしていると、意思疎通がうまくいかずに業務が滞る恐れもあります。
たかが人間関係で…と侮ってはいけないのです。
理由2:労働環境に不満がある
「平成30年若年者雇用実態調査」によると、労働条件(賃金以外)の不満を理由に辞めたの割合は、30.3%。
全体で最も高い割合となっています。
- 帰りまいつも終電間際
- 休みを申請しても許可してもらえない
- 繁忙期は泊まり込み
などを強制されてしまうと、心身ともに疲れ果て「働きたくない」という拒否感が生じてしまいます。
若いころの苦労は買ってでもした方がいい
と年配の方から聞くことがあるかと思いますが、会社に捧げよとは言われていませんよね。
多少の残業ならまだ考えられますが、常識から外れたような労働条件を社員に押し付ける会社はアウト。
自分の心と身体を守るためにも思いっきり休む、場合によっては転職を検討するなどの対応が必要でしょう。
理由3:目指すべき目標がみつからない
憧れの先輩に少しでも近づきたい
売上を前年度よりも10%アップしたい
仕事をする上で、目標や憧れの対象を決めておくと、少しでも近づけるように自然と頑張れるものです。
一方で、目標がみつからないと毎日の仕事が退屈になり、モチベーションが下がってしまいます。
働きたくないという感情は、会社での目標が見つけられないことにより出てきているのかもしれませんね。
理由4:仕事内容がつまらない
雑用ばかりで何のために仕事をしているのかわからなくなる
単調な作業ばかりでつまらない
贅沢な悩みだと思われるかもしれませんが、ルーティンワークのような単調な作業を続けるのはなかなかつらいものです。
なぜなら私たち人間の脳は元々、物事に飽きやすいようになっているから。
脳がルーチンワークに慣れてマンネリ化して飽きてしまうと、作業効率が低下してしまうのです。
それが長期間に渡ると、「この作業は自分がやる必要がないのでは?」と考えてしまい、次第に働きたくないという理由につながります。
理由5:仕事の成果を評価してもらえない
自分よりも営業成績が下の同僚の方が、上司から評価されている…
社会人であれば、誰しも一度は経験したことがあるのではないでしょうか?
一所懸命、働いたのに正当に評価されないと、仕事へのモチベーションが低下しますよね。
ただ、人(上司)が人(部下)を評価するので、そこには感情が入り込んでしまうのも仕方がないもの。
やはり上司にとって印象のいい部下は扱いやすく、評価も上がりやすい傾向にあります。
正当に評価されない辛さはわかりますが、それだけで「理不尽だ!仕事を辞めてやる!」といった結論に至るのはもったいないことです。
上司に媚びを売れ!と言っているわけではありませんが、上司を敬う、印象の良い立ち回りをするなどをするとあなたへの印象が変わるかもしれません。
働きたくない、仕事を辞めたい理由は人それぞれですが、1回考えてしまうと感情に頭が支配されて動けなくなってしまいませんか?
ここからは、働きたくない、仕事を辞めたい人にぜひ試してほしいつの行動を紹介します。
1.働きたくない、仕事を辞めたい理由を書き出す
2.思い切って数日休む
3.在宅でできる副業を探してみる
4.家族や親友など信頼できる人に話を聞いてもらう
5.部署異動の相談
行動1:働きたくない、仕事を辞めたい理由を書き出す
まずは紙とペンを用意し、「働きたくない・仕事を辞めたい」理由を一気に書きだしましょう。
頭の中でのみ理由を考えると、「働きたくない・仕事を辞めたい」という感情に支配されてモヤモヤするばかり。
理由を紙に書いて視覚化することで、働きたくない・仕事を辞めたい理由を冷静に考えられるようになります。
紙に書いていくと
あれ?辞めたい理由ってこれだけ?
と拍子抜けしてしまうことも。
また1つ1つ辞めたい理由を確認することで、解決の糸口が見つかるかもしれません。
この紙は、第三者から見られるものではないので、殴り書きでも問題なし。
書いていくうちにモヤモヤが晴れ、ストレス発散にもつながるので、騙されたと思ってぜひ一度、試してみてください。
行動2:思い切って数日休む
先ほどもお話しした通り、「働きたくない・仕事を辞めたい」という感情は、心身の疲れから出ている可能性があります。
少々荒業になりますが、有給休暇などを使って、思い切って数日休んでみましょう。
真面目なあなたは
休んだら上司や同僚に迷惑がかかるから…
と迷ってしまうかもしれませんね。
しかし上司や同僚からすると、あなたに突然退職されてしまう方が困ります。
それよりも適度な休暇を取って、仕事のモチベーションを上げた方が上司や同僚のためにもなるのです。
残した仕事や仲間が気になるかと思いますが、「休みも仕事のうち」と割り切り、好きなことをしましょう。
行動3:在宅でできる副業を探してみる
「仕事を辞めたい」という強い感情から、すぐに転職や退職へと行動を移してしまいがちですが、ちょっと待ってください!
まずは、転職活動の前に在宅でできる副業を探してみましょう。
副業で少しでもお金が稼げるようになると、自信に繋がり心の余裕が持てるようになります。
また副業を通じて、会社以外の自分を認めてくれる、新しい居場所を見つけられるのもメリットの1つ。
自己肯定感が高まり「仕事を辞めたい」という感情に頭が支配されることも少なくなります。
在宅でできる副業については、次の記事に詳しく書かれていますのでぜひ、ご覧ください。
行動4:家族や親友など信頼できる人に話を聞いてもらう
「仕事を辞めたい」ことを他の人に相談するのって、なかなか勇気がいりますよね。
とくにネガティブな感情や弱みを人に話すのは、気分も良くありませんし相手の回答によっては自分が傷ついてしまう恐れもあるので、なおさらためらってしまいます。
しかし1人で悩んでいる間は、主観的にしか物事を見ることができません。また1人で考えられる思考には限界があります。
さらに悩みが長引けば長引くほど疲れて思考力が落ちてしまい、解決方法が見つかりにくくなるという悪循環にハマってしまう恐れも。
モヤモヤとした感情を長引かせないためにも、家族や親友など信頼できる人に相談して、話を聞いてもらいましょう。
客観的な視点であなたの話を聞いてくれるので、もしかすると自分が思いつかなかった考えや解決方法が見つかるかもしれません。
行動5:部署異動の相談
人間関係を、自分1人で解決するのには限界があります。
なぜなら、他人の考えや行動を変えるのはとても難しいからです。
人間関係で働きたくない、辞めたいという気持ちが強い場合、部署異動で関係をリセットすることで、悩みから解放されることがあります。
せっかく能力はあるのに、人間関係で自分の力が発揮できないのは自分にとっても会社にとってももったいないこと。
同じ部内の上司または同僚とどうしても気が合わない、ストレスが溜まるという場合は、部署異動を相談してみましょう。
働きたくない、仕事を辞めたい理由や気持ちの強さは人それぞれです。
そこで頭をよぎるのは「転職」の二文字。
仕事を辞めたいという悩みの解決方法の1つとして「転職」もアリでしょう。
しかしながら、「働きたくない、仕事を辞めたい」という理由からの転職は最終手段に取っておくことをおすすめします。
なぜなら、転職によってあなたの悩みが根本的に解決できるとは限らないからです。
脅すわけではありませんが、転職にはある程度のリスクが伴います。
「働きたくない、会社を辞めたい」というネガティブな転職理由で乗り超えるのは難しいでしょう。
まずは、今の職場で先ほど紹介した5つの行動を起こしてみましょう。転職を考えるのは、それからでも遅くはないはずです。
社会人経験が長ければ長いほど、「働きたくない、仕事を辞めたい」という考えがふと頭をよぎることが多くなります。
それは一時的な感情かもしれませんし、もしかすると小さなストレスや不満が溜まって出た感情かもしれません。
真面目な社会人ほど、「働きたくない、仕事を辞めたい」という感情に蓋をしがちですが、この感情は決して悪いものではありません。
心身の疲れのサインや新しいことに挑戦したいというサインであることが多いからです。
今は65歳以上の人も現役で働く時代です。まだまだ先の長い社会人生活、「働きたくない、仕事辞めたい」という感情に折り合いをつけながら、楽しんでみてはいかがでしょうか。