新社会人 入社一年目の悩み

こんにちは、IT会社で働きながらライター活動もしているミッテンです。

今回は、3月まで入社一年目として過ごしていた同僚、学生時代の仲間たちの意見も踏まえながら、入社一年目の社員が抱えている悩みについて、3点ご紹介します。

どれも実体験かつ、”新鮮な”悩みばかりですので、この記事がこの春、新社会人になった方々の励ましとなったり、あるいは先輩方の「一年目はこんな悩みを持っているのか」という学びになっていただけましたら幸いです。

それでは早速、1点目から紹介していきます!

①労働時間や人間関係など、勤務環境がツライ

入社一年目も春が過ぎ夏を越えると、次第に先輩の人間性がわかってきたり職場内の雰囲気を感じ取ったりと、
「しっかりと会社のことを見ることができる」ようになってきます。

そうした中で、残業が多い、いつも上司や先輩に怒られる、業務の量が多い、同僚と仲良くなれない、人間関係がうまくいかないなどと、様々なストレス要因が一気に押し迫ってきて、とにかく早く金曜日になってくれ!!と必死に祈っている一年目の数は数えきれません。

自分が一番下だからこそ、このストレスをどこにもぶつけられないんですよね。

また、何十人と一緒に入社した同僚たちも、配属先が変わったり、同じ配属先でもプロジェクトが違うところに飛ばされたりと、「チームに新入社員1人」という、仲間のいない過酷な環境で日々ストレスと闘っている一年目も多いはず。

もともと現場にいる人間にとっては当たり前になっていることも、新入社員から見るとすべてが新しいこと。
ひとつひとつに慣れていかなくてはいけないことはわかってます。けど、ツライんです。

②仕事にやりがいを感じない、先が見えない

どの業界であっても、就活生は皆、自分の行きたい部署や、やりたい業務内容など、それぞれの志を持って入社してくるはず。

しかし、もちろん一年目からそうした技術や社会経験を持っているはずもなく、まずは5年間この現場で知識を積んで…
といったキャリアを積んでいる最中の人も多いと思います。

「まずは5年間、ってなんだよ…長すぎる!」と、先の見えない長い長い道のりに苛立ちや絶望を覚えてしまう社員も、顔に出さないだけで、実は相当数いるようです。

仲間内では、「もう転職を考えようかなぁ…」などと本音を漏らしている人も、周りに一人はいるのではないでしょうか。
(恐らくこの記事を読んでいるほとんどの新入社員が肯いているはず。笑)
さらに、最初の数年間はいわゆる雑用や簡単な業務を頼まれることも多いでしょう。

「こんなことをやって、自分が望むキャリアを実現できるのだろうか…」

「なんで雑用ばっかりやっているんだろ…」

などと、日々思い悩みながらなんとか割り切って仕事に取り組んでいる人も多そうです。
また、SNSなどを通じて「アイツはあんなに仕事を任されている」「あそこの会社はあんなに給料をもらっているのか!」などと、他者・他社と比較して落ち込んでしまうのも新入社員のよくある話。

「自分は自分のペースで」ってことはわかっていても、大した仕事は任されないし、行先も見えないし、かといってやらなきゃいけない仕事は大量にあるし、もう何にもわからん〜!!

というのが、ほとんどの入社一年目の心境でしょうか。笑

③人生の意味を見つめ直している

日々、社会人として仕事や社会に触れていく中で、

「これは本当に自分のやりたいことなのだろうか」
「自分の人生に合っているのだろうか」
「自分が大切にしている価値観はなんなのだろうか」


などと、自分の人生の意味を見つめ直している入社一年目も数多くいます。

そう気持ちの整理をしていく中で、やっぱり「今の業務内容が、自分にとっての将来の幸せや歩みたい人生に繋がっていくイメージが持てない」
「この会社は合っていない」と結論づけしてしまう人も一定数現れているでしょう。

もちろん、そこで長く勤務していくうちに気づくこともあるでしょう。よくある「とりあえず3年続けてみろ」という意見も、一理あるのは十分わかります。
けれども、入社一年目のこうした悩みは、「タイムリーなものとして」、今まさに迫り来ているものなのです。当人からすると、その気づく瞬間を待っている時間も精神力もありません。

しかしほとんどの新入社員は、そうした悩みを抱えながらも、「でもみんな働いているしなぁ。」「転職とかもめんどくさそうだしなぁ。」「お金にも困るかもしれないし。」と、なんとなくやり過ごしている場合が多いでしょう。

また逆に、真面目な社員ほどそうした悩みを真剣に考え、体や心を壊してしまう事例も少なくありません。
自分の人生という大規模な悩みですから、ストレスのかかり具合を自分自身で見つめながら、体や心を壊す前に適切に対応していくことが望ましいでしょう。

まとめ

入社一年目は、環境の全てが新しく、それゆえに思い悩んでしまうことも多いでしょう。
今回挙げた3つの悩みは、その中でも特に大勢の方が考えている悩みであると言えそうです。

悩みは、成長の証。
前に進む際には、誰だって悩みます。

そう思えば、悩みに対して少し前向きに接することができるかも。

しかし反対に、単なる悩みで留まっていれば良いものの、体調や心の調子を崩しては元も子もありません。どんなに仕事が忙しくても、一番大切なのは「健康」です。
同僚や学生時代の仲間に相談する、思い切って上司に相談する、いっそ転職を考えてしまうなど、それぞれのやり方で休息や気分転換を見つけていくことも、1年目のうちに身に付けておきたい大切なこと。

悩みを解決するのか、あるいはちょっと放っておいてリラックスするのか、時と場合に応じてうまく使い分けて、社会人生活を一歩一歩、自分のペースで乗り越えていきましょう!