【若手社会人】社会人2年目の悩み

社会人2年目の悩み

社会人2年目
社会人2年目

入社して1年間、とりあえず頑張ってきたけど、俺のキャリアってこれでいいんだっけ・・・?

こんにちは、街角キャリアオーナーの羽田です。

僕は前職が学生向け支援だったので、学生さんとの接点が多かったのですが、当然彼彼女達も大人になって社会に出て行きました。

何人かの人たちは社会人になった後も何度か会う機会があって、「最近どうよ」的な話をすることもあるのですが、ふっと気づいたのです。
みんな、2年目になると結構しんどそうだな、と。

1年目の時は「いやー社会人って大変ですねーでも楽しいです」みたいな感じの人が多かったのですが、2年目になると「ちょっと転職考えてるんですよね」となる。

これって何故なんだろうな、と考えちゃうんですね。でもそういえば僕もそうだったな、と。僕の場合は1年目の時から「いつやめようか」って思ってましたけど、2年目の時は本当にしんどかったのを覚えています。

1年経つと色々と見えてくることがある

何故2年目になるとしんどくなるのか。多分大きいのは「1年経つと色々見えてくるものがある」からでしょうね。学生時代と社会人生活って、そりゃあもう全然違うので、入社した最初の年は初めてのことだらけ。誰だってそうです。


だから毎日目まぐるしく動いていくし、それについていくのがやっと。大なり小なり成功体験や失敗体験を繰り返して一喜一憂。

初めての出来事は、なんだかんだ楽しいんですよ。刺激がある、というか。成長してる実感もありますしね。

おまけに新入社員だから各職場でも可愛がってもらえますよね。多少の失敗も許してもらえる。

「毎日大変だけど刺激的な毎日!」が過ごせるのが社会人1年目なわけです。

ところが2年目になるとそうでもない。業界にもよりますが、1年間の流れとかシーズン感がなんとなく分かってくる。自分なりに仕事の進め方とかも身についてきて、前よりうまくできるようになってる。

簡単に言ってしまうと、刺激が少なくなってくるわけです。慣れてくる、ということはそういうことなんです。

そしてまた、一年経験したからこそ見えてくることがあります。新入社員の時は「うわーすごいなあ」と思っていた先輩が意外と大したことないなと思えたりする。
1社しか知らないから「自分の会社=社会」に見えてしまうので「そうか!会社ってこういう感じなんだ」と思っていたことが、他の会社のことを知るうちに「うちの会社のこれってどうなんだ?」と思えてしまう。

”意外と大したことない”先輩や会社の実態を目の当たりにしていく事で、「俺も将来こうなってくのか・・・?」と感じてしまう・・・。それが、社会人2年目。。。

そしてふっと横を見るとまだピチピチな新入社員。彼らが幼く見える。「若いなあ」と思えたりする。それくらい冷静に見えてしまうから、もはや緊張感も熱狂も、ない。

2年目って、そういう時期なんだと思うんですよね。

とりあえず3年間は頑張れ、は本当なのか

悩みながらキャリアを歩む人

そういう状況になってくると多くの人は転職を考えます。どこまで深刻に考えるかはともかく「ほかの会社も見てみたいな」と思えてしまう。

自分はこの先どんな風に生きるんだろう・・・?
自分の市場価値ってどんなもんなんだろう・・・?
今のままでスキル身につくのかな・・・

なーんてことを考えてしまう。
でも、よっぽど強い動機付けやきっかけがないと2年目で転職活動はなかなかしません。例えば上司が死ぬほど嫌いとかめちゃくちゃブラック、とかね。

だから多くの人は3年間は頑張ろう、と思ったりします。

でもなんで3年なのか?それはまあ、よくそういう風に言われているから、なんじゃないでしょうか。多分、特に根拠はない。3年やればなんとなく収まりがいいかな、みたいな。でもこれって本当はどうなんですかね?考えたことあります?

僕個人の感覚で言えば、3年というのはある程度正しいんじゃないかなと思ってます。もちろん業種にもよりますが、1年間で一つのシーズンだと考えたとして、僕は最初の3年間をこんな風に捉えています。


1年目:とにかく仕事に慣れる。色々経験して引き出しを増やす。早く自分なりの勝ちパターンを見つける。質よりも量

2年目:1年目の失敗を自分なりに分析し、改善する。質を高めていく

3年目:1、2年目の経験を生かし、自分なりの最高のアウトプット、成果を残す。とにかく質にこだわる。ある意味、三部作の完結編。

んで、これが達成できたら4年目以降どうすべきか考える、でいいんじゃないかなと。1年目で市場で通用する成果をバッチリ残せる人なんてそうそう多くありません。圧倒的多くの人は凡人です。だからトライアンドエラーを繰り返しながら仕事に自分をアジャストしていかないといけない。その時間として、1年単位で考えてみるのはいいんじゃないかなって。

三年目で異動があるとリフレッシュされる

ちなみに上述した通り、僕も会社員時代、2年目が本当にしんどかった。すごく優秀な後輩が自分の課に入ってきた(しかも年上)こともあって、何と無く自分の居場所がないなと思えてしまいました。

あと大きかったのが、今の目の前の仕事が自分にとっての将来の幸せや成功に繋がっていくイメージが持てなかったんですね。「これ頑張ってて僕にとって何かいいことあるんだっけ?」という。まあ、日々の仕事に疑問も感じていたし単純につまんない事も多かったからというのもあります。

ただ、わずかではありますが好きなクライアントができて(僕は法人営業でした)、その会社の担当者とのアポだけが楽しみで日々を繋いでいた、みたいな感じでした。

ところが、3年目になるときに僕、異動になりました。希望したわけじゃないんですが、同じ法人営業でも大手企業を担当するチームに異動になったのです。

で、これが僕にとってデカかった。また新入社員の頃のように、日々が新鮮でした。なんてったって、2年間培ってきたスキルがまるで通用しない。
本当にもう、仕事全部学び直し、くらいの勢いでした。同じ会社で同じマーケットなのに、クライアントが変わるだけでこうも変わるもんなのか、と思いました。

死ぬほど忙しかったけど、仕事自体が楽しかった。合っていたんでしょうね。だからその後6年間、僕はその部署で同じ仕事を続けていくことになりました。

で、結局そのまんま結局17年間同じ会社にいました。3年目の時の異動がなければもっと早く辞めてたと思うんですけど。

これが良かったのかどうか、40歳で独立した事を考えるとちょっとわかりません。でも、その時は本当に楽しかったし、会社を辞めようなんて思いませんでした。

僕はただのラッキーでした。希望したわけじゃないし自分で決断をしたわけでもなく、ただ単に会社の言いなりになって異動したら自分にあっていた、という感じです。まあ、上司とかが見てくれていてちゃんと考えてくれたんだと思いますが。

同じ会社の中でも仕事が変わればここまで変わる、ということです。
だからもし、2年目のみなさんが今の仕事に疑問や限界を感じているなら、まずは異動を考えてみてはどうかなと思います。
そしてどうも異動が叶わなそうなら会社をやめちゃう、という考え方はありなんじゃないかと。

またどこかで書きますが、20代という時間は本当に貴重です。20代をどう過ごすかで30代以降が変わってくると真面目に思います。

その貴重な時間を、無駄にすることはないと思いますよ。

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