30代も半ばを過ぎてくると、こんな風に感じることがあります。
仕事もまあまあ順調だし、特にこれといって不満はない。
だけど、人生の折り返し地点が近づいているのを考えると自分の人生このままでいいのかなあ。
かといって特別やりたいことがあるわけでもない。
でも、何かちょっと人生に変化が欲しい。
この記事では、30代半ばにサラリーマンをやめて独立し、今は海外に住んでいる筆者が自分自身の経験も交えて「人生に変化を与えるの5つのこと」を紹介します。
今の人生になんとなく物足りなさを感じている方の参考になれば幸いです。
人生に変化を与えるの5つのこと①好奇心のアンテナの感度を磨く
私はよく、
「最近、マンネリで何か物足りないんです」
「何か面白いこと、ないですかね」
と相談されることがあります。そんな時にまず聞くことは、
「何かやりたいことがあるの?興味のある事は何?」
そうすると、
「うん、別に何もないんですよね」
っていう答えが返ってくることが多いんですね。これが一番困っちゃうんですよ。
何もやりたいことがない、興味のある事がない。
これではアドバイスのしようがありません。人生を変えるためにまずしなければいけないことは、
やりたいこと、本当に興味のあることを見つけることです。
でも、こんな声が聞こえてきそうです。
「それが分からないから悩んでいるんじゃないですか」
そうですね。
では、そんなあなたに贈る1つ目のアドバイスは、好奇心のアンテナの感度を磨きましょうということです。
同じものをみたり同じ経験をしても人によって反応が違います。
同じ経験をしても、ある人は何も変わらず、ある人はそれがきっかけで人生が大きく変わることがあります。私もそんな経験をしました。
私は、そんなことが起こるのは好奇心のアンテナの感度の違いだと思っています。
好奇心の感度が高い人は、身の回りのちょっとしたことに反応して、興味の対象をどんどん広げていきます。
いろいろなことに興味が持てるということは、それだけ人生が豊かになるということです。
「じゃあ、どうすれば好奇心のアンテナの感度を磨けるんですか?」
という声が聞こえてきそうなので、私なりのアドバイスをしてみたいと思います。
人生に変化を与えるの5つのこと②いつもと違う道を歩いてみる
私は東京で働いていた時、五反田から大手町まで山手線で通勤していましたが、仕事が早く終わった時などによく歩いて帰っていました。
電車だと30分ほどの道のりですが歩くと1時間半くらいかかります。
普段電車や車で移動しているところをたまに歩いてみると今まで見えなかったものが見えてきます。
「こんなところに公園があったんだ」
「今日の夕焼けはきれいだなあ」
普段、気にも留めなかったものが新鮮に映ってくるんです。歩く道もそのたびに変えていました。
「今日はどこを通って帰ろうかな」などと考えるのも楽しいものです。
いつも新しい発見があって「昨日とは違う今日」にすることができますよ。
人生に変化を与えるの5つのこと③海外一人旅をしてみる
私の友人の一人にスペイン人の女性と結婚してバルセロナに住んでいる40代前半の男性がいます。
日本語教師をしながらバルセロナでの生活を謳歌しています。
今は、スペイン語と英語を話しますが、30を過ぎるまで全く外国語は話せなかったそうです。
そんな彼が、スペイン人と結婚してバルセロナに住むようになったきっかけは、ちょっとしたアクシデントでした。
彼は30代の前半まで海外に興味がなく、それまで行ったことのある外国は20歳の時に行ったタイだけでした。当時、彼はある上場企業に勤めていましたが、やはり何か物足りないものを感じていたそうです。
そこで、変化を求め、友人と2人でタイにもう一度行ってみようと思い立ちました。
ところが、出発当日なんとその友人が空港にパスポートを持ってくるのを忘れてしまったのです。まあ、海外旅行に行くのにパスポートを忘れるとは、なんとも間抜けな友達を持っていたものです。
仕方が無いので、一人でタイに行くことになった彼は、英語を全く話せなかったことで旅先で馬鹿にされたり相当悔しい思いをしたそうです。
その経験が彼の人生を変えることになりました。
日本に帰ると英語の勉強を始め、さらに、それまで全く興味のなかった海外にも興味を持つようになり、東南アジアを夜行列車で一人旅をするほどになったそうです。
ここがポイントですが、何か新しいことを始めようとしても、動機や興味が薄いと続かないものです。ゴルフがブームだったとき付き合いで始めたけれど、いつの間にかゴルフクラブにほこりがたまっているなんてことはよくありますね。
友人の場合、一人で外国を旅行したことで彼の中で何かが変わったのでしょう。
コツコツと英語の勉強を続けているうちに、言語交換会で今の奥さんと出会いました。人の人生なんて何がキッカケで変わるか分からないものです。
この例は、ちょっと極端ですが新しいことに勇気をもってチャレンジしてみることは、人生を変えるいい方法です。
人生に変化を与えるの5つのこと④新しい出会いを求めてみる
30代も半ばになると、学生時代の友人との付き合いもなくなってきて気がついたら付き合っているのは会社の同僚だけ…なんてこともよくあります。
飲みに行っても話題は仕事の話しや上司や部下の悪口。みなさんにはそんな風になってほしくありません。もし同じようになりそうだと感じたら、好奇心や興味の対象を広げるために新しい出会いを求めてみましょう。
そうはいっても、どうすればいいかわからない、という人のために、出会いを見つけるためにとっておきのプラットフォームを紹介します。
Meet up
Meet upというのは、世界中に広がっている出会いを探すためのプラットフォームです。
同じ趣味を持っている人が集まるグループを探すことができるんです。
スポーツ、語学、趣味などさまざまなジャンルのグループがありますから興味のあるグループを探して参加してみましょう。
また、自分が主催者になって新しいグループを作ることもできます。
一人で参加するのはチョット勇気がいるかもしれませんが、本当に人生を変えたいと思ったら多少の勇気が必要です。思い切ってチャレンジしてみましょう。
新しい出会いがあなたの人生を変えるかもしれませんよ。
人生に変化を与えるの5つのこと⑤ブレインダンプをしてみる
「ブレインダンプ」とは脳の大掃除といわれます。
潜在意識を引き出して、自分でも気付かなかった願望や欲求を知ることができるといわれています。
潜在意識は、脳の97%を占めているといわれており、人の行動のほとんどはこの潜在意識の影響を受けています。
ブレインダンプを行えば、認識できない意識を目に見える形にすることができます。
そうすることであなたが自分でも気づかなかった願望や欲望が引き出されるのです。
やり方は、あるテーマを決めてそれについて思いつく言葉をもうこれ以上出てこないというところまで紙に書きだします。
テーマは、自分で決めればいいのですが、人生に変化を求めているのであれば、こんなのはどうでしょう。
・人生で大切なもの
・自分がやりたいこと
・自分がやりたくないこと
ブレインダンプに必要なものは、紙とボールペンだけです。
決めたテーマについての言葉の個数を決めて書き出しますが、最低でも100個は欲しいところです。
「もうこれ以上何も出ない~」というところまで自分を追い込みましょう。
書き進めていくと、「実はしたいこと」「実は興味のあること」が見えてくるはずです。
それを「行動に移す?移さない?」「行動に移すならいつ?」というように、さらにグループ化して整理していくと、より自分の願いが明確化していくでしょう。
ブレインダンプによって、頭の中に隠れていた本当のあなたが見つけられますよ。
小さな一歩から始めよう!
いかがでしたでしょうか。人生は、今日明日には変えられません。
まずは、興味のあること、ワクワクすること、やりたいことを見つけましょう。それが見つかったら、実現するために必要なことを調べて、まずは行動あるのみです。
時には小さな勇気が必要な時があるかもしれません。しかし、変化にリスクはつきものです。リスクを恐れていては、何事も変えることはできません。
1つのことを突破口に、「あれもやってみたい、これにも興味が出てきた」とどんどん興味の対象が広がってきます。
好奇心のアンテナを磨いて新しい人生を手に入れましょう。