会社に依存しない生き方とは?サラリーマン脳から脱却するための3つの方法

「このままずっと、サラリーマンを続けていて大丈夫なのかと考えることがある」

「会社に依存している状態で定年を迎えるのが不安」

「サラリーマン生活から抜け出し、人生をより充実したものにしたい」

こういった漠然とした不安を持つ方に向けて、サラリーマン脳から脱却する方法について解説します。

実は、アラフォーになるとミッドライフクライシスという「中年期の心の葛藤」が突如として起きます。

人生の折り返し地点になり、30代になった時には感じなかった戸惑いや不安を感じるようになるのです。

この記事では、「サラリーマン脳を脱却して人生をより充実したものにするための方法」をご紹介します。ぜひ最後までお読みください。

筆者は2020年11月に脱サラし、専業Webライターとして活動しています。

アラフォーになり、会社で働き続ける人生に不安を感じたことがきっかけです。

現在は家族と過ごす時間を最優先にした働き方ができているため、幸福度の高い生活ができています。

会社に依存しない生き方とは?

会社に依存しない⽣き⽅とは、会社に拘束されず⾃分の力でお金を稼ぐことができるという状態です。

会社以外から収⼊を得ることができれば、いつ会社を辞めても⽣活できるという自信になり、あなたの人生をあなた自身で舵取りできるようになります。

今、本当にやりたいことに挑戦できるし、ストレスを抱えながらの人生から脱却できるのです。

会社に依存する3つのメリット

会社に依存した⽣き⽅はメリットもあります。

人によっては、会社にすべてを決めてもらい、仕事をするほうが楽だと考えるからです。

会社に依存するメリットは以下の3つです。

  1. 毎月の給料が安定している
  2. 経営など難しいことを考えなくていい
  3. 会社が仕事を与えてくれる

ひとつずつ解説していきます。

1.毎月の給料が安定している

会社員はフリーランスと違い、毎月の給料が安定しています。

営業成績が悪いからと言って、クビになる心配もありません。

長く勤めて役職が上がることで、怒られる回数も減っていきます。

フリーランスの場合は、クライアントの仕事状況に左右されるので、常に収入は不安定です。私が従事しているWebライターの例を挙げると、仕事を発注してくれるディレクターが体調不良になって、何ヶ月も連絡が取れないということがありました。当然、そうなると私の収入も入ってこなくなります。

会社の業績に関係なく毎月決まった給料がもらえることは、会社員の大きなメリットだと言えます。

2.経営など難しいことを考えなくていい

会社員は経営のことは社長や経営部門に任せて、目の前の仕事に集中できます。

会社の経営方針や、予算について考える必要はありません。

会社の業績が悪化すれば、トップである社長が責任を取ります。

フリーランスの場合は、目の前の仕事だけでなく確定申告などの予算管理をする必要があり、考えることだらけです。確定申告に向けての準備として、外注費用の計算、必要経費のまとめ、控除書類の準備など仕事以外の雑務に苦労しています。

自分の労力を目の前の仕事に費やすことができるのが、会社員の大きなメリットだと言えます。

3.会社が仕事を与えてくれる

会社員は仕事を見つけなくても、会社から与えてもらえます。

希望の仕事内容を与えてもらえるとは限りませんが、仕事がないという状態にはなりません。

フリーランスの場合は、自分で営業して仕事を受注するところからスタートです。クラウドソーシングサイトに登録して案件に応募したり、SNS上で仕事募集を検索したり、知り合いに声をかけて仕事を探しています。

仕事量が多すぎて困ることはあっても、仕事がなくなる心配をしなくていいのが、会社員の大きなメリットだと言えます。

会社に依存する3つのデメリット

筆者は会社に依存するほうがデメリットが大きいと判断したため、独立という道を選びました。自分が50歳になったシーンを想像したときに「健康状態や家族の幸せについて明るい未来はなさそう」という絶望から、独立を決断しました。

私が感じた、会社に依存する具体的なデメリットは以下の3つです。

  1. ストレスにより心と体が消耗しやすい
  2. 市場価値を高めにくい
  3. 人生を主体的に生きられない

ひとつずつ解説していきます。

1.ストレスにより心と体が消耗しやすい

会社という組織に属するとあらゆる考え方の人間がいるため、理不尽な扱いを受けることがあります。

転職するあてがないと、体を壊したり心の病になるまで働き続けてしまうのです。

フリーランスの場合は業務委託契約であるため、合わないと仕事相手を変えることができます。

ストレスに耐え、心と体を消耗しながら働き続けなければならないのが、会社に依存するデメリットです。

2.市場価値を高めにくい

会社から与えられた仕事をきっちりこなせても、市場価値が高まるとは限りません。

社内で優秀であっても、他の会社では通用しない可能性があるからです。

フリーランスの場合は特化したスキルをもっているため、企業側が価値を判断してくれます。

ひとつの会社でしか使えない市場価値の低い人材になってしまうことが、会社に依存するデメリットです。

3.人生を主体的に生きられない

会社は利益を上げることが目的であるため、部署異動や転勤は会社都合で決まります。

子どもの学校や家を建てるタイミングなど個人の希望とは関係なく、会社に主導権があるのです。

フリーランスの場合は、働く場所や仕事量などを自分で調整することができます。

会社の都合に合わせる必要があり、人生を主体的に生きることができないのが、会社に依存するデメリットです。

サラリーマン脳から脱却するための3つの方法

筆者は14年間、同じ会社に勤務していました。頭の中は「サラリーマンとして賢く波風を立てずにどう上手くやり過ごせるか」だけを考えていたのです。

そんな中、人生100年時代を生き抜くためには、まず自分の考え方や価値観を根本的にアップデートする必要があることに気がつきました。

会社に依存した⽣き⽅をしないために、サラリーマン脳から脱却する必要があります。この考え方ができれば、会社員でい続けたとしても前向きな会社員生活が送れるはずです。

サラリーマン脳から脱却するための3つの方法は以下の3つです。

  1. お金への執着を手放す
  2. モノへの執着を手放す
  3. 人間関係への執着を手放す

ひとつずつ解説していきます。

1.お金への執着を手放す

「ストレスに耐えて嫌な思いをした対価が給料」という考え方を変えましょう。

給料は生み出した価値に対して支払われる対価です。

生きていくためにお金は必要ですが、これだけ稼がなければ恥ずかしいということはありません。

幸せな人生を過ごすために必要な金額は、人それぞれ違います。

お金への執着を手放して、あなたが幸せに生きるために必要最低限の生活費を知ることが大切です。

2.モノへの執着を手放す

「ストレスを発散するために浪費する」という考え方を変えましょう。

浪費で満たされる欲求は一瞬だからです。物欲には際限がありません。

所有しているモノの数や、高級な物をいくつ持っているかは幸福度に関係ないのです。

モノへの執着を手放して、あなたが幸せに生きるための体験にお金を使ってみましょう。

3.人間関係への執着を手放す

「社員同士は家族、同じ釜の飯を食う仲間」という考え方を変えましょう。

本当の家族より、会社の人間と過ごす時間のほうが圧倒的に長いという人も多いのではないでしょうか。

転職したり退職したら、連絡を取らなくなることがほとんどです。たまたま同じ職場にいただけで、実際は家族のような関係ではないのです。

人間関係への執着を手放して、あなたが本当に大切な人との時間を大切にしましょう。

まとめ:サラリーマン脳を脱却して充実した人生を過ごそう!

会社に依存せずサラリーマン脳から脱却するためには、いままでの価値観や執着を手放すことが必要です。

最後にもう一度内容をまとめます。

会社に依存するメリット
● 会社の業績に関係なく毎月決まった給料がもらえる
● 経営のことは社長や経営部門にに任せて、自分の労力を目の前の仕事に費やせる
● 仕事は自分で見つけなくても会社から与えてもらえる

会社に依存するデメリット
● ストレスに耐え心と体を消耗しながら働き続けなければならない
● ひとつの会社でしか使えない市場価値の低い人材になってしまうことがある
● 人生を会社の都合に合わせる必要があり主体的に生きることが難しい場合がある

サラリーマン脳から脱却するための方法
● お金への執着を手放して必要最低限の生活費を知る
● モノへの執着を手放して幸せに生きるための体験にお金を使う
● 人間関係への執着を手放して本当に大切な人との時間を大切にする

サラリーマン脳を脱却することができれば、価値観が大きく変わり、人生の幸福度や選択肢が広がります。

本記事を参考に、あなたの残りの人生をより充実したものにするきっかけになれば幸いです。