皆さんこんにちは、キャリアメンテナンスの羽田です。さてこの記事ではタイトルのまんまですが、20代のうちに一度は転職を考えたほうがいいんじゃないかな、と言う趣旨です。もうそれ以上でもそれ以下でもないんですが(笑)。
特に入社1,2年目の若手社員の方にお送りします。いつものように肩の力を抜いて、コーヒーでも片手に流し読みしてみてください。
・20代のうちに転職活動をするメリット
・motoさんが推奨する「軸ずらし転職」
・自分の市場価値の考え方
終身雇用が崩壊した現代において、キャリアチェンジの機会は常に開かれていると言えるでしょう。実際、僕も具体的な転職活動をしたのは40歳の年でした。
ただし、その難易度は若ければ若いほど低くなる。これは間違いありません。若いほうが簡単だ、と言うわけではなく、年次が上がれば上がるほど、その人に求める要件、実績、スキルセットが大きくなるとお考えください。
転職活動をする際、これまでの自分のキャリアを棚卸することになりますが、大きく分けて次の二つの観点で自分のキャリアを言語化すると良いでしょう。
で、このいづれも未経験の分野に30歳になってから挑戦するというのはなかなか厳しいと思ってください。可能性はゼロじゃないでしょうけど、待遇が悪くなったり役職が下がっての採用なども考慮した方がいいです。
少なくとも企業側はキャリア採用では即戦力を求めているわけで、これまでの経験に期待して採用するわけです。未経験だと採用しづらくなるのは当たり前ですよね。
転職活動といえば、年収250万から転職を繰り返して1500万まで上げ、なおかつ副業でも5000万円を稼ぐmotoさんが有名です。この方も「軸ずらし転職」を唱えています。正直、転職活動ではこのmotoさんの発信内容が最も参考になると思うので是非覗いてみてください。
で、この「軸ずらし転職」とは上記の「マーケットの経験値」と「スキルセット」のどっちかをずらして転職する、と言う考え方です。
例えばメディア業界の法人営業をやっていたとしましょう。無形商材で顧客の課題に合わせて提案営業をしていくと言う経験です。
で、メディア業界に残って別の職種でキャリアを再構築するか、もしくはメディア業界を飛び出して、別のマーケットに飛び込む。でも自分のスキルは法人営業、という考え方。
どっちでもいいんですけど、どっちかの強みは生かしていくと言う考え方ですね。僕はこれはとても理にかなっていると思っていて、自分の転職活動でも生かしました。是非転職活動の際に参考にしてみてください。
転職するしないに関わらず、一度自分の職務経歴書を書いてみるのはいいんじゃないかなと思います。何故なら自分のこれまでのキャリアを棚卸し出来るからです。
自分がこれまでどんな経験をしてきたのか。それによって得られたスキルは何か。日々盲目的に生きていると、そういうことってあんまり考えないじゃないですよね。だから定期的に自分のキャリアを言語化してみるのはいいことだと思うんです。
そして具体的に転職活動をしてみると、これまでの自分のキャリアを第三者から評価されることになります。これ、良くも悪くも参考になります(笑)。
あー、自分って意外と評価されるキャリアを歩んでるんだなあと思う事もあれば、僕ってこんなものなのか・・・。今の会社は随分と良い待遇をしてくれてるんだなあ、と思う事もあるでしょう。
一つの会社の中で盲目的に生きていると視野が狭くなり、色んな可能性に気づけなくなります。でも自分を客観的に考え、他者から評価される機会を作る事で視野が広がり、今後のキャリアを意欲的に考えられるようになるんじゃないかと。だから20代のうちに、実際に移るかどうかはともかく転職活動はしてみてもいいんじゃないかなあと。
これはまあ、言わずもがなですが・・・。自分一人の事情で好き勝手できるのは若さの特権ですよね。
結婚するしないの違いもありますが、一般的には20代後半から30代にかけて結婚し、更に子供ができたり車や家のローンができたりします。*多様性の時代なのでそうじゃない人だって当然いるとは思いますが。
また親も歳を重ね、場合によっては介護の必要が出てきたりするかもしれない。自分自身も20代の時みたいにガンガンやれるほど体力が続かなくなる。
転職活動というか、自分のキャリアをリセットして次の道に進むのはどうしたって大きな決断が必要だし、何らかの覚悟や犠牲を払って次に進むもの。つまり、それなりに負担を背負うし大きなエネルギーが必要なわけです。
守るものが増えてくるとなかなか勢いだけで踏み出せない、という事もあります。で、「また落ち着いて考えよう・・・」としているうちに時間が経ち、気づいたらもうチャンスの門が閉じかかってしまう、、、という事だってありうるかと。
だから、守ものがまだあまりない20代のうちにキャリアを考えてみるのがおすすめなのです。
いかがでしたでしょうか。転職する理由は人それぞれだと思いますが、自分の人生は自分で切り開いていくものです。自分がどんな人生を歩みたいかをよく考え、時には大胆に行動してみてください。